糖質制限やロカボでラカントSとエリスリトールをお勧めする理由

こんなに糖質が!ロカボ料理に使わない方がいい調味料』でも紹介したラカントSですが、今回はさらに詳しく、なぜ糖質制限やロカボで砂糖がダメなのか、なぜラカントSエリスリトールを使うべきなのかをまとめました。

スポンサーリンク

ロカボに砂糖がNGな理由

毎日の料理で絶対に欠かせない調味料の一つが甘みを出す「砂糖」です。大なり小なり、ほとんどの料理に使われているんじゃないでしょうか。

でも砂糖は100gに対して含まれる糖質が99.2gと、すべてが糖質と言えるような調味料なんです。大さじ1杯の砂糖を使ったとすると、その糖質量は14.9gにもなります。

食材じゃなく、調味料だけでこれだけの糖質量があるとNGですよね。

砂糖類の糖質量(可食部100g当たり)

・黒糖           89.7g
・和三盆糖  98.8g
・上白糖(ここでいう砂糖) 99.2g
・三温糖          98.7g
・グラニュー糖      100.0g
・角砂糖         100.0g
・氷砂糖         100.0g
・コーヒーシュガー     99.9g
・黒蜜           50.5g
・ハチミツ         79.7g
・メープルシロップ     66.3g
(※【参考文献】香川芳子 監修 女子栄養大学出版部 七訂食品成分表2016

砂糖類の糖質量の高さを見ただけで、ロカボにはNGだっていうことが一目でわかりますね。

では、糖質制限やロカボで砂糖の代わりなる甘みを出すには、どの調味料を使えばいいんでしょうか?
そう、エリスリトールラカントSです。

エリスリトールとラカントS

糖質制限やロカボを実践されている方には必須の調味料になっているエリスリトールとラカントSですが、この違いって分かりますか?

エリスリトールは発酵ブドウ糖の事を言って、ラカントSは商品名なんです。そしてラカントSはそのエリスリトールを原料として作られているんですね。

エリスリトール

エリスリトールは、糖アルコールに属する糖質の一種で、味噌やワインやキノコ等に含まれ、人工的に製造する時はブドウ糖を発酵させて作ります。摂取しても90%以上がそのまま排出されるので実質的に糖質が無くなるわけです。

エリスリトールは糖アルコールに属する成分の一種で、味噌やワイン、清酒をはじめとする発酵食品や、果物やキノコなどにも含まれる糖質の事を言います。抽出されたブドウ糖をもとに、発酵させることでエリスリトールは生まれます。

糖質の中で唯一カロリーがゼロであると、厚生省のエネルギー評価法で言われていて、砂糖の70%くらいの甘みでさっぱりした後味が特徴です。

エリスリトールの糖アルコールは、甘みを持っていても虫歯をつくらないことで有名です。虫歯のエサになる酸は砂糖などには含まれていますが、糖アルコールは酸をもっていませんし、作り出さないからです。

虫歯予防のお菓子とうたわれている商品には、糖アルコールが使われていることが多いのも特徴です。

エリスリトールについては、こちらのHPに詳しく書かれていますので、興味のある方は覗いてみて下さい。⇒三菱化学フーズ株式会社

ラカントS

ラカントSはSARAYA(サラヤ株式会社)という会社が商品と出している商品名となりますが、原料はエリスリトールです。


では、エリスリトールとの違いは何でしょうか。

ラカントSは、エリスリトールを原料に羅漢果エキスを加えたものです。この羅漢果っていうのは、古くから長寿の神果として珍重されてきた果実で、その甘さは、砂糖の300~400倍あるといわれているものです。

羅漢果の甘みの成分は、小腸で吸収されることなく大腸まで達するため、食物繊維の一つに分類されます。そして、小腸で吸収されずに排泄されるので、ほとんど体内でエネルギーにならないとの事。

エリスリトールと羅漢果エキス、両方とも吸収されることなく排泄されるので、血糖値を上昇させないということになるんです。

それと、このラカントSをおススメする理由が、厚生労働省特別用途食品(病者用食品許可基準)に指定されていることです。

ラカントSなんですが、ただ単にエリスリトールに羅漢果のエキスを混ぜただけでなく、「厚生労働省許可特別用途食品」の認定をうけているんですね。

「厚生労働省許可特別用途食品」は、エネルギー制限が必要な糖尿病の方のために、カロリーを抑えた食品や、腎臓疾患の方のために、たんぱく質を低減させた食品などの病者用食品、ならびに乳児用、妊産婦用、高齢者用等、特別の用途に適するという表示を厚生労働大臣が許可した食品のことを言います。

ラカントSは、エリスリトールよりも金額的には高くなりますが、安心して使えますね。また、商品のラインアップも料理に合わせて使いやすいように揃っています。

スポンサーリンク

まとめ

糖質制限やロカボにとって、砂糖を使うことがNGになることが改めて分かったかと思います。では、エリスリトールにするかラカントSにするか・・・・それは金額的な事もありますし、利用する方の判断にお任せしますので、よく比較してみてください。ちなみに私はラカントSを使用しています。

ラカントに関しては、一部でアレルギー関連での懸念が言われていますが、下記の報告があるようです。

「エリスリトール」に関する報道について

以前、エリスリトールが食物アレルギーを引き起こすという報道がありましたが、原料メーカーに問い合わせ、以下の情報を得ました。
•ごく低頻度であるが、エリスリトールはヒトにアレルギー反応を起こす。
•アレルギーの発生頻度は、百万人中1件にも満たないと推定されており、非常に低いレベルにある。この数字は、卵・魚介類に比較して数万分の1、大豆・ピーナッツ・小麦に比較して数千分の1である。

以上から、アレルギー反応が起きたという事実はございますが、その発生頻度は極めて少ないといえます。

消費者庁が表示を義務づける7品目・表示を推奨する18品目に比べて発症頻度はかなり低いと推察され、アレルギー物質含有食品であるという商品への表示義務はないことから、アレルギーとしての注意表示は行っておりません。

ご使用に不安を感じられる場合、あるいは食物アレルギーのある方はご使用前に医師等にご相談くださいますようお願いいたします。

今後関係省庁から商品の表示等に関する何らかの指針が出された場合は、適切に対処する所存です。

(※サラヤHP ラカントの安全性について より抜粋)

砂糖に代わるエリスリトールやラカントSを使う事で、みりんや他の砂糖を使用している調味料を自分で作ることも出来ますので、糖質制限やロカボダイエットを目指す方は是非挑戦してみて下さい。

スポンサーリンク
おすすめの記事