ロカボでよく耳にするケトン体ダイエットの方法と食事

糖質制限やロカボもメディアに取り上げられるようになり、
よく耳にするようになりましたが、ケトン体ダイエット
という言葉も最近話題になっているようです。

糖質制限やロカボダイエットと似ている所も
あるようですが、根本的には違うようです。

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ケトン体って何?

そもそもケトン体って何なんでしょうか。

人の体は、体内でエネルギー源のブドウ糖が不足してくると、
脂肪を燃焼させることによってエネルギーとして
使うようになります。

この時、肝臓で作られるのがケトン体です。

アセトン、アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸の
3つの物質をケトン体と呼びます。

ケトン体は、エネルギー源としてブドウ糖しか
利用できない脳のエネルギーとして使える
といわれています。

脳以外にも、さまざまな臓器のエネルギー源に
もなっているようです。

ケトン体ダイエットとは?

ケトン体ダイエットは約2週間、糖質を極端に制限します。

糖質を制限すること自体は糖質制限やロカボと同じですね。

ただ、糖質制限やロカボはずっと制限を続けますが、
ケトン体ダイエットは2週間を過ぎると徐々に
糖質を摂取していくダイエット法になります。

そういう意味では、ケトン体ダイエットは
摂取量や体調をしっかり管理しないといけない
ダイエット法とも言えます。

極端に糖質を制限すると、血液中のケトン体が増えて
「ケトーシス」と呼ばれる状態になります。

ケトン体によってダイエットが期待できるのは、
このケトーシスの状態になると脂肪が分解されて
エネルギー源としてケトン体が使われるようになるからです。

食べ物から摂取した糖質の代わりに、
脂肪が分解されることによって作られたケトン体が
エネルギーとして使われるため、
効率よく体脂肪が減少するということになります。

ケトーシスという状態になると空腹を感じにくくなるので、
食欲抑制効果によるダイエットも期待できるようです。

ケトン体ダイエットは、
アトキンス式ダイエットとも呼ばれています。

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ケトン体ダイエットの方法

ケトン体ダイエットの方法は、
ダイエット開始から2週間ほどの間、
炭水化物・糖質の摂取量を極端に減らすことで
血糖値及びインスリンをコントロールし、
体脂肪が消費されやすい体質を作っていきます。

ダイエット開始約2週間後、
体重の増減や体調などを確認しながら、
少しずつ炭水化物・糖質の摂取量を増やしていきます。

極端な炭水化物・糖質制限を行うのは
ダイエット開始する最初の2週間だけとなります。

その後は体重や体調の経過を見ながら、
少しずつ炭水化物・糖質を増やしていきます。

現在の体重や実際に摂取している糖質量にもよりますが、
目安として開始時からの2週間は
糖質の摂取量を20gまでとして、
2週間を過ぎたら40gに徐々に戻し、
目標体重になったらその体重を維持できる程度まで
糖質量を増やす、といったやり方になります。

ケトン体ダイエットのメリットとデメリット

ケトン体ダイエットのメリットとしては、
個人差はあるものの、短期間で結果が出やすいことと、
脂肪をエネルギーに代えるために効率的に
体脂肪を燃焼する体質になることです。

デメリットは、
しっかりとした糖質摂取の管理が必要な事と
、体重が増えない程度の糖質摂取を維持する事。

ここは厳密な管理が必要になってきます。

それとケトン体が血中に増えることによる
アセトンが原因となって、
体臭や口臭が出やすくなるので気になる人は注意が必要です。

ケトン体ダイエットとココナッツオイル

ケトン体ダイエットにはココナッツオイルがいい、
っていう話を時々耳にすることがありますが、
どういうことでしょう?

この話はちょっと前にTVの
「世界ふしぎ発見」で放送されてたようですね。

簡単に言うと、ココナッツオイルが一般的に
使用されている食用油よりも燃焼しやすい
という性質を利用して、脂肪の分解から
ケトン体の生成の流れを活性化させることで
糖質制限ダイエットの効果を
劇的に高めるというものでした。

そのココナッツオイルは一日に
100CC摂取するといいようです。

コーヒーや紅茶に入れて飲んだり、
ドレッシングや調味料として使うのがいいですね。

ちなみに、私は
ケトン体ダイエットはよく知りませんでしたが、
毎朝の味噌汁にココナッツオイルを入れています。

ちょっとクセのある匂いがしますが、私は好きです。

苦手な方は調理の工夫次第で大丈夫でしょう。

まとめ

ケトン体ダイエットと、
糖質制限やロカボは炭水化物・糖質を制限する
という点では同じですが、そのあとが違います。

どちらのダイエット法を選ぶかは、
本人の状況とかによるでしょう。

ケトン体ダイエットにしても、
糖質制限やロカボにいても、
今の自分の生活状況をよく考えたうえで、
ダイエットをする意味と目標、
そしてダイエットを始めてから
どういう生活をしていくかをしっかりと
決意してから始めるようにしましょう。

※何度かこのブログでも言っていますが、
経口血糖降下剤内服やインスリン注射をしておられる方は
低血糖を起こす可能性もあるので
必ず主治医や医師に相談することが必要になることと、
腎障害、活動性膵炎、肝硬変がある方等は
糖質制限は適用されませんので、
心当たりのある方は必ず医師の指導に従って下さい。

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