
前回の「糖質量の多い身近な食材ワースト5(主食 ごはん編)」に続き今回は、ごはんに続く主食の一つの「パン」に焦点を当てて、その糖質量をまとめてみました。
ごはん同様、糖質を多く含んだ食材になっていますので、ロカボな食生活の参考にしてみて下さい。
糖質を多く含むパン ワースト5
ごはん同様、こちらも100g当たりの糖質量を表示していきますが、分かりやすいようにそのパンに合わせた表示もしていきますので、ロカボ食の参考にしてみて下さい。
基本的に糖質制限をするなら、ご飯同様パンもNGです。(菓子パン等はまた別ページにて特集します)
またパンの種類も多いため、一般的なパンでのランキングにしています。
1位 フランスパン 54.8g
朝食でよく食べておられる方も多いのではないでしょうか。私も皮のパリパリ感と、あの噛めば噛むほど深みのある味が口の中に広がるのが大好きです。
フランスパンは種類が多いので、1本が300g~400gのバゲット(写真)かバタールくらいでみています。
一般的な大きさのもので1本を300gとして、1/3の100gを1食とすれば、54.8gとなりますのでごはん1杯分と変わらなくなりますね。もし食べるなら量を調節しましょう。
2位 コッペパン 47.1g
根強い人気のあるコッペパンですが、店によって大きさも様々です。噛んでいると独特の甘みが出てきて、これを牛乳で流し込む!たまりませんね。
今回は写真のようなコッペパンになりますが、20㎝強の長さで約100gくらいでしょうか。
そうすると一つで50g弱の糖質量となります。フランスパンより多少少ないとはいえ、やはり丸々1個食べるのはロカボとしてはNGです。こちらも食べるなら、一緒に食べる他の食材とのバランスを考えて量を調節しましょう。食べない選択肢も必要かも知れません。
3位 ロールパン 46.6g
外食の洋食でよく目にするロールパン。その糖質量は3位の46.6gとなります。
大体1個が30g前後のようですので、1個で14gの糖質量です。一緒に食べる他の食材の糖質量にもよりますが、食べたとしても1個までに抑えないとロカボとしてNGになりそうです。
ロールパンは、1個が小さめですので外食したりする時でも計算しやすいですね。2個セットになっているのをよく見かけますが、食べすぎには要注意です。
4位 食パン 44.4g
パンと言えば食パンですよね。朝食をパンにしておられる方でも食パンが一番食べられているんじゃないでしょうか。私は、厚く切った焼きたてのトーストにバターをたっぷり塗って食べるのが大好きです。それにコーヒーがあれば他には何も要らないくらい・・・・ロカボを始めてからは食べていませんが・・・・
その食パンも4枚切り、6枚切り、8枚切り等があって厚さによって1枚のg数も違ってきます。
4枚切りの場合は1枚が約100gとなりますので、糖質量は44.4gとなりますね。
6枚切りの場合は1枚が約65gで、糖質量は約28.8g。
8枚切りの場合は1枚が約50gで、糖質量は約22.2gとなります。
8枚切りの薄い食パン1枚でも22.2gの糖質量となるところを見ると、ロカボ的にはもし食べても8枚切りの1枚の半分・・・・といったところじゃないでしょうか。もちろん一緒に食べる食材の糖質量もよく考えるようにしてくださいね。
5位 クロワッサン 42.1g
クロワッサンも定番ですね。このサクサク感のある歯ごたえとバターの風味は飽きることがありません。私もガマンはしていますが、時々ほんの少しだけ口にすることがあります。
クロワッサンの大きさは30g~50gが多いようなので、今回は40gで計算することにします。
1個が40gとして、16.8gの糖質量となります。1個全部食べるのはちょっとロカボ的にはNGっぽいですね。他の食材の糖質量もしっかり計算して食べて下さいね。
まとめ
今回は一般的なパンに焦点を当ててランキング形式にしてみましたが、番外編として参考までに、乾パンの糖質量は100g当たり75.7gと超高いのでNGです。あとベーグル52.1g、ライ麦パン51.0g、ぶどうパン48.9g、ナン45.6g、イングリッシュマフィン39.6gと全体的にかなり糖質量は高くなっています。
パンは、私もごはんに負けないくらい大好きでガマンするのは結構辛くなりますが、ダイエットのためのロカボということをもう一度自分に言い聞かせて糖質量を調節してみましょう。
ただ、今は低糖質なパンもローソンで販売していたり、ネットでも糖質オフの食品専門店『低糖工房』
で糖質の低いふすまパンを手に入れることは出来ますので、どうしても食べたい人は一度検討する価値はあると思います。ネックはどうしても値段が高くなってしまうところでしょうか。
また、サプリで糖質をコントロールする方法もありますので、自分なりのロカボな食生活を試しながら確立していっていただければと思います。
※菓子パンはまた別で特集を組む予定です。
【参考文献】香川芳子監修 女子栄養大学出版部 食品成分表2016