主治医が見つかる診療所 認知症にならないスペシャル3

プチパニックでの認知症の予防の仕方を前回ご紹介しましたが、今回は認知症リスクを高める危険な生活習慣についてです。

前回同様、鳥取大学医学部教授の浦上真哉医師に監修して頂いた生活習慣チェックから始めましょう。

認知症のリスクを高める危険な生活習慣チェック

Q.1 睡眠が上手くとれてないと感じる
Q.2 運動不足である
Q.3 タバコを吸っている
Q.4 お酒を飲み過ぎてしまう事がある
Q.5 野菜をあまり食べない
Q.6 虫歯や歯周病など歯に問題がある
Q.7 高血圧の傾向がある
Q.8 糖尿病の傾向がある
Q.9 1人暮らしで近所付き合いがない
Q.10 ストレスが多いと感じる
当てはまる項目はいくつありましたか?

睡眠と認知症の関係

アルツハイマー型認知症は、アミロイドβタンパクが原因となっています。
このアミロイドβタンパクは夜睡眠中に分解されますが、良い睡眠がとれていない、睡眠時間が短い等の場合にはアミロイドβタンパクが溜まりやすくなって、認知症にもなりやすくなってしまいます。
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睡眠は認知症予防に、とても重要な役割役割を果たしているんです。

糖尿病との関係

高血糖でインスリンが過剰に出続ける事が認知症につながる可能性があるため、認知症は第三の糖尿病とも呼ばれています。
認知症もメタボも軽度の時は脱出できるので、初期の段階で治すことが重要になってきます。

1人暮らしとの関係

1人暮らしで近所づきあいが無いと、色んな方とおしゃべりできません。
これも認知症のリスクの一つとなります。

まとめ

あなたはいくつ当てはまりましたか?
4つ以上当てはまった場合はイエローカードです。生活習慣の改善をお勧めします。
8つ以上当てはまった方・・・・・レッドカード!!直ちに生活を改める必要がアリです。

年齢からくる物忘れは誰にでも経験があることです。
しかし、若いころから生活習慣が不規則だと、認知症の発症が早まりますので要注意です。
今回の質問の10項目は、脳の機能を低下させる要因ですので、もう一度自分の生活を見直してみましょう。

次回は「物忘れ」について紹介します。
物忘れにも、「安全な物忘れ」と「危険な物忘れ」があるようです。

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